こんにちは、ごまです。
先日、グランドジャンプで連載中の『Shrink~精神科医ヨワイ~』を読み、なかなか面白かったので紹介します。
「メンタル系の話はなんか暗そうだし好みじゃないな…」と思ってる人もいるかもしれません。 逆にドロッドロに暗い、"社会の闇"みたいなのを期待している人もいるかもしれません。
今回紹介する漫画はそのどちらも当てはまらず、かなり淡々と精神科患者が描かれており、読後感はさわやかでさえあります。
万人が気軽に読みやすい漫画かと思いますので、「精神科医」というテーマに興味を持った方はぜひ読んでみてください。
注目ポイント
リアルな精神科患者を描く群像劇
この漫画の主人公は"弱井 幸之助"という名前の個人クリニックを経営している精神科医のお医者さんですが、2~3話ごとにクリニックにやってくる患者さんにフォーカスが当たる群像劇漫画となっています。
例えば1巻ではパニック障害、微笑みうつ、大人の発達障害(自閉症スペクトラム)の患者の話が描かれています。
どの話も普段は普通に社会人をしている大人が恐る恐るクリニックにやってきた、という流れになっており、冒頭に描かれる患者さんの症状は他人ごとに思えない人も多いのではないでしょうか。
患者一人一人が実際にどこでもいそうでリアリティがあり、その病状を解説する弱井先生の言葉に説得力を感じます。
自分あるいは身近に精神疾患を持つ方がいる人はもちろん、そうでない人も楽しめる漫画かと思います。
精神科とはどんな場所なのか?
話の節々で「精神科/精神科医はどうあるべきか?」や日本の医療制度の話が出てくるのですが、その小話や豆知識的な情報が個人的には結構刺さります。
例えば、2話の弱井先生の以下のセリフは自分は知らなかったので「え、そうなんだ!?」と思って結構びっくりしました。
『日本の医療制度では初診で必ず診断名を決めなくてはいけないという決まりがあります。
気持ちが一時的に落ちついている、抑うつと呼ばれる状態の時でも「うつ病」と診断されて抗うつ薬を処方されるケースは多いんですよ。』
あまりこの辺の知識に詳しくない人にとっては、かなりためになる情報が多いです。
精神科ってどんな場所なのか?どういう人が、どんな時に行くべき場所なのか?が理解できるかと思います。
前向きに生きる希望をくれるストーリー
病気を乗り越えて、今後の人生をどうやって生きていくのか?をしっかり描いてあるので、前述したとおり読後感がさわやかで前向きな気持ちになります。
暗かったりドロドロしたりって内容じゃないので、何度も言ってますが誰でも読みやすいのではないでしょうか。
とりあえず試し読みで自分に合うか合わないか読んでみることをお勧めします。
最後に
どうでしたでしょうか?少しでも興味をもってもらえたなら幸いです。
別の記事で、ネタバレ有りで感想も書いているので、読んだ後はぜひそちらの記事も読んでみてください。
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